早大が「捕手戦国時代」へ 山梨学院出身の2年生・栗田勇雅が神宮初アーチ&強肩披露「打てる捕手に」

[ 2022年6月1日 14:53 ]

東京六大学野球 フレッシュトーナメント   早大4―5立大 ( 2022年6月1日    神宮 )

東京六大学野球フレッシュトーナメント<立大・早大>5回、先制点を挙げた早大・栗田(撮影・藤山 由理)
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 早大は4―5で立大に競り負けた。これでAブロックは明大、早大、立大が1勝1敗で並んだが、失点数が最も少なかった明大(失点4)があす2日の決勝に進出することが決まった。

 早大の栗田勇雅捕手(2年)は「9番・捕手」で出場し、2安打3打点。7回は神宮初アーチとなる左越え2ランを放った。山梨学院時代は高校通算19本塁打をマークした強打の捕手が本領を発揮した。

 「(打ったのは)カーブです。手応えは良かった。最初は真っすぐを張っていたんですけど、投手のフォームが緩むのが見えた。緩いカーブと思ってインコースを思い切り振り抜きました。神宮のホームランは初めてです。早稲田のユニホームを着て神宮で活躍することを目標にやってきた。結果は負けて悔しいが、財産になるホームランだと思います」

 二塁送球タイム1秒87を記録したことのある強肩が武器。3回は立大の1番・田中の二盗を阻止し「守備には自信がある。高校(山梨学院)が守備のチームだったので徹底的にやってきた。自分の良さは肩の強さ。出せてよかった」と笑顔を輝かせた。

 今春のリーグ戦では同学年の印出太一が正捕手として躍動した。ライバルの背中を追う栗田は「自分もあの舞台で活躍したいと思っている。足りない部分を明確にしてレギュラーの座を奪いたい。今日は打てたんですけど、自分に足りない部分はバッティング。守備を大切にしながら打てる捕手になることが必要と思っています」と語った。

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