立大の1年生・吉野蓮が東京六大学で二刀流宣言! 仙台育英の4番&149キロ右腕「両立したい」

[ 2022年6月1日 13:10 ]

東京六大学野球 フレッシュトーナメント   立大5―4早大 ( 2022年6月1日    神宮 )

東京六大学野球フレッシュトーナメント<立大・早大>六大学で二刀流宣言の立大・吉野(撮影・藤山 由理)
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 立大は5―4で早大に競り勝った。これでAブロックは明大、早大、立大が1勝1敗で並んだが、失点数が最も少なかった明大(失点4)があす2日の決勝に進出することが決まった。

 立大は2日連続で先発した最速149キロ右腕の吉野蓮投手(1年)が4回0/3を3安打2失点。140キロ中盤の直球にカットボール、スライダー、スプリットを織り交ぜて3三振を奪った。

 「立ち上がりは苦しい場面があったんですけど徐々に良くなっていった。打者2巡するあたりでつかまってしまったので、そこがいまの課題だと思います。(連投で)試合をつくることを託された。昨日も良い投球ができたので頭(先発)を任されました。(疲れは)感じていなかったです」

 仙台育英(宮城)では最速147キロを計測した右腕でありながら、三塁手として4番を担った高校通算11本塁打の長距離砲。3年春に出場したセンバツでは3試合で11打数4安打、打率・364、出塁率・429の成績を残した。立大では主に投手の練習メニューに加わっているが、二刀流を継続することを明かした。


 「これから野手も挑戦していければなと思います。小学生の時から野手と投手を両立してきたので高いレベルで両立したい。(野手の練習は)投手メニューの空いた時間にやっています。普通の努力ではダメだと思います。人一倍努力していきたい」

 仙台育英の須江航監督からは「ケガしないことが第一。自分の可能性を信じて高みを目指せ」と温かい言葉で送り出された。「投球に関してはエースの荘司(康誠)さんに近づけるように。打者では山田(健太)主将のように勝負強い打撃を磨きたい」。東北からやってきた大器の挑戦が始まる。(柳内 遼平)

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