巨人・赤星 1カ月ぶり登板も5回途中6失点KO セ新人初勝利一番乗り投手にプロの壁 3戦連続大量失点

[ 2022年6月1日 19:41 ]

交流戦   巨人―ソフトバンク ( 2022年6月1日    東京D )

<巨・ソ>5回、柳田(左)に走者一掃の3点適時二塁打を許し、ガックリする先発の赤星(撮影・河野 光希)
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 巨人のドラフト3位右腕、赤星優志投手(22=日大)がソフトバンク戦(東京D)で交流戦初登板初先発。5回途中6安打6失点で降板し、4月17日の阪神戦(甲子園)以来45日ぶりとなるプロ3勝目を手にすることはできなかった。

 赤星はプロ6度目の先発登板となった5月3日の広島戦(マツダ)で初回に6失点、2回に3失点と序盤で9失点しながらも6連戦初戦ということもあって続投し、結局、4回途中11安打12失点(自責3)でKO。翌4日に出場選手登録を抹消された。

 この日はそれ以来初めて出場選手登録され、1カ月ぶりの1軍マウンド。初回から全力で飛ばした。3者凡退で立ち上がった初回、直球のMAXは自己最速タイの151キロで、150キロ超が8球。過去6試合ではプロ初登板初先発となった3月27日の中日戦(東京D)で初回に1球だけ151キロを計測したが、その後は1度も150キロ超えがなかった。この試合に懸ける赤星の思いが伝わってくるような力の入った初回となった。

 2回は2死から柳町に四球を与えたが無失点に抑え、3回は3者凡退。だが、0―0のまま迎えた4回だった。先頭の牧原大に初球カーブを中前打されると、柳田にも初球カットボールを三塁への内野安打とされ、無死一、二塁。1死後、中村晃に高めの147キロ直球を右翼フェンス直撃の適時二塁打とされて先制されると、続く柳町には初球カットボールを中前へ2点適時打とされてこの回一挙3点を失った。

 その裏に吉川の2号ソロで打線が1点を返し、1―3で迎えた5回には先頭の甲斐に中前打されると、自らの野選などもあって1死満塁のピンチ。柳田に走者一掃の左中間二塁打を打たれると、ここで降板となった。

 赤星の投球内容は4回1/3で打者21人に対して89球を投げ、6安打6失点。1三振を奪い、与えた四球は2つ。直球のMAXは初回に出た151キロで、初回に150キロ超えが8球あったが、2回以降は150キロ超えがなかった。

 赤星は4月3日の阪神戦(東京D)で7回4安打2失点と好投し、セ・リーグ新人一番乗りとなるプロ初勝利。同17日の阪神戦(甲子園)でも7回途中4安打1失点と好投してプロ2勝目をマークした。だが、4月24日の中日戦(バンテリンD)でプロ最短となる3回途中7安打6失点KO。5月3日の広島戦(マツダ)では4回途中11安打12失点(自責3)でKOされており、3試合連続で打ち込まれた。

 ▼赤星 立ち上がりは良かったですが、ランナーを出してからの制球が甘く入ってしまいました。本当に悔しいです。

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2022年6月1日のニュース