ヤクルト・山田「スミ1」弾で月間16勝導いた!球団2位タイの9年連続2桁弾

[ 2022年6月1日 05:35 ]

交流戦   ヤクルト1-0ロッテ ( 2022年5月31日    神宮 )

<ヤ・ロ>初回、先制ソロを放つ山田(撮影・村上 大輔)
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 頼れる主将が「スミ1」決勝弾を放った。初回2死。ヤクルト・山田が石川の145キロ直球をバックスクリーン左に運んだ。2試合ぶりの一発となる10号ソロ。「芯に当たってくれて感触も良かった。投手陣に感謝。勝ててホッとしている」。鉄壁の投手陣が虎の子の1点を守り切った。

 「スミ1」決勝アーチは14年以来自身2本目。若くして上位打線を打ってきたからこその一発で、球団最多だ。9年連続2桁本塁打に到達し、こちらは広沢克己(達成時氏名)の10年連続に次ぐ球団2位タイ。「これからも続けていきたい」と背番号1にとっては通過点に過ぎない。

 チーム内では、隅には置けない男だ。志願して昨年から主将に就任。履正社時代には副主将さえ断った男が、「お前が先頭に立てばチームが強くなる」と周囲の後押しも受け決断した。「らしいことは何もしてない」と謙遜するが、ここぞのタイミングで投手に駆け寄り声をかける。高津監督も「常に平常心。しっかり周りを見ながらプレーしている。これはチームではNo・1」と評するように隅々まで目を配る。

 これで5月は16勝7敗1分け。10年ぶりの月間16勝&11年ぶりの月間貯金9を達成した。「いい雰囲気で野球ができているので続けていきたい」と主将を中心に首位を快走する。(青森 正宣)

 ≪チーム最多2本目≫山田(ヤ)の1―0決勝弾は14年6月11日楽天戦以来3本目。チーム3本以上は広沢克己4本、町田行彦(当時国鉄)、大矢明彦各3本に次ぎ4人目だ。また、チームの「スミ1」決勝弾は
 年月日 相手 打者 
59・4・15 神  町田行彦
75・9・10 大洋 福富邦夫
91・4・9 大洋 柳田浩一
14・6・11 楽  山田哲人
22・5・31 ロ  山田哲人
と5本目で、うち最多の2本を山田が打っている。交流戦の1―0決勝弾は21本目だが、2本打ったのは山田が初めて。

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2022年6月1日のニュース