早大 開幕へ不安 6投手継投で12失点 小宮山監督「指導法を昭和に戻してやっていくしか」

[ 2022年3月26日 14:28 ]

東京六大学―社会人対抗戦   早大4―12明治安田生命 ( 2022年3月26日    神宮 )

 早大が6投手の継投で12失点。与四死球も10を数え、2週間後に迫った開幕に向けて不安を露呈した。

 投手陣で唯一、昨秋に1勝を挙げた左腕・斎藤正(3年=佐倉)が先発。ところが3本塁打を浴びて6失点。二番手鹿田(2年=早実)も4失点するなど歯止めがかからなかった。

 「投手は競争といってある。先発経験が1人もいない中、任せた斎藤(正)が、あのていたらく。これからは指導法を昭和に戻してやっていくしかないか」と小宮山悟監督は厳しい表情で話した。その中で仙台育英から入学した伊藤樹は神宮を経験。大阪桐蔭から指定校推薦で入学した前田健が代打で安打を放つなどルーキーが光るものを見せた。ドラフト候補・蛭間(4年=浦和学院)も2点適時打を放ってスカウトにアピール。打線は充実しているだけに、2週間で投手陣がどれだけ仕上がるか。早大はその1点にかかっている。

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2022年3月26日のニュース