社会人六大学対抗 早大1年生右腕・伊藤樹が神宮デビュー 小宮山監督「開幕ベンチに入れる」

[ 2022年3月26日 15:24 ]

スポニチ後援第49回社会人・東京六大学対抗戦第2日   明治安田生命12―4早大 ( 2022年3月26日    神宮 )

早大1年生右腕・伊藤樹が神宮デビュー
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 早大の1年生右腕・伊藤樹(たつき、仙台育英)が大学野球の聖地・神宮のマウンドを初めて踏んだ。7点リードされた8回1死一塁から登板。最初の打者を遊ゴロに片付けた後、後続に連打され1点を失った(自責ゼロ)が、最速143キロの直球とスライダーを思い切り投じた。

 「打たれたけど、いい経験ができました。やはり高校生と体の大きさが違いますね」。 2/3イニングで打者5人に投じた22球を振り返ると「金属バットと違って、大学は木製バットだからシンを外せばいいと楽観的に考えていたけど、甘かった」と反省も忘れなかった。

 それでも小宮山悟監督の評価はうなぎ登りだ。「違うマウンドの景色を見せるつもりだったけど、ボールだけ見たら、きょう投げた6人の中で一番いい」と話すと「開幕ベンチに入れます」と明言した。

 昨春のセンバツは仙台育英のエースとして8強進出に貢献。「甲子園の大観衆の中で楽しく投げられた。大学でも観客の皆さんの力を借りながら、魅力のある投球をしたい」。最速149キロルーキーが目を輝かせると「高校の時から勝てる投手になりたかった。球速より、チームを勝たせたい」と意気込んだ。

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2022年3月26日のニュース