巨人ドラ1・大勢 生後7カ月で川崎病も…大自然で丈夫に育った

[ 2022年3月26日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人4―2中日 ( 2022年3月25日    東京D )

<巨・中>プロ入り初登板初セーブを挙げた大勢(左)は原監督の祝福を受ける(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 主治医もびっくりするほど大きく、丈夫に育った。巨人のドラフト1位・大勢は7カ月のときに川崎病を発症。40度近い高熱が1週間近く続いた。熱が下がらなければ大きな病院に転院しなければいけなかったが、無事に回復し1カ月で退院。ただ、まれに心臓に後遺症が残る場合があるため、年に一度の検診は高校1年まで受診した。

 この日は実家でテレビ観戦した母・いずみさん(55)によると検診で「こんなに大きくなったんですね」と驚かれたという。手づかみで魚を捕まえて遊ぶなど活発な少年はイノシシや鹿との遭遇は普通という大自然の中で育ち、その後は大きな病気もせず。「入院していた時は心配だったけど退院してからは何も心配なく」と振り返る。

 この日にスタンドで観戦した父・八寿男さんも「息子じゃないみたい。不思議な感覚」と感慨深げ。大勢は家族の応援を胸に刻み、プロで成り上がる。(小野寺 大)

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月26日のニュース