ソフト・東浜―又吉による初のシーサーリレーの道中に待ったをかけた男・アルカンタラ

[ 2022年3月26日 19:15 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6─3日本ハム ( 2022年3月26日    ペイペイD )

<ソ・日2>開幕2連勝を飾りタッチを交わす東浜(左)と又吉(撮影・岡田 丈靖) 
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 アルカンタラ、アルカンタラ、アルカンタラ。歩かせてはいないが沖縄県出身で同学年右腕による初の“シーサーリレー”の道中には、3度も日本ハムの新外国人が立ちはだかった。ソフトバンク東浜巨投手(31)が、26日の日本ハム戦に先発し7回2被弾含む4安打2失点。8回からは中日からFA移籍した又吉克樹投手(31)が2番手で加入後初登板。1回を1安打零封で終えた。

 「序盤に直球で押したからこそ終盤の変化球は生きたがホームラン2本は反省しないといけない」と東浜。3回まで完全投球で飛ばした後に「1番・二塁」のアリスメンディ・アルカンタラ内野手(30)に2打席連発となるソロ2発を浴びた。

 1―0の4回先頭で148キロ直球を左中間テラス席に。5点リードの6回1死では、カットボールを右翼スタンドに放り込まれた。

 又吉は今川、佐藤を抑えたが、アルカンタラにはチェンジアップを右前打された。「先頭打者を打ち取ることはできたけどアルカンタラ選手のヒットも、もう少し厳しいところを攻めていれば、防ぐことができた」と反省した。

 うるま市の東浜と、浦添市出身の又吉は、家の屋根の上に置かれた伝説の守り神シーサーを野球少年時代から日常的に見て育ってきた。今季から同じチームとなり、両者は刺激し合って福岡の球団のマウンドを守る。「今季初登板で移籍後初登板というで、早くもリレーが実現したのは嬉しく思います。でも、投げている以上は頼らないように。それは又吉が入ったときから言い続けている。お互い高め合えるようにやっていきたい」。東浜は先発として、できればバトンを渡す距離を延ばししたい構えだ。

 これからも日本ハムとの対戦は続く。しばらく両右腕の脳裏とデータには「アルカンタラ」との6文字が、インプットされたはず。また対峙(たいじ)して、次こそマウンド上で退治する。

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2022年3月26日のニュース