巨人・山崎伊織 家族も観戦、関西凱旋登板で72球 初黒星も収穫「投げられる姿を見せられて良かった」

[ 2022年3月12日 17:23 ]

オープン戦   巨人2―10オリックス ( 2022年3月12日    京セラD )

<オープン戦、オ・巨>3回、吉田正を中飛に抑えたところで、指元を気にする山崎伊(左)(撮影・坂田 高浩)
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 巨人の2年目右腕・山崎伊織投手(23)がオリックス戦(京セラD)でオープン戦2度目の先発登板。味方の失策絡みで逆転を許し、4回4安打3失点(自責2)で初黒星を喫した。

 明石商、東海大を経て2020年ドラフト2位で巨人入り。プロ入りする前の同年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた影響でルーキーイヤーの21年は登板がなかったが、この日は4回で72球を投げ、MAXは149キロだった。

 敵地でのマウンドを振り返って山崎伊は「四球を出して良い場面と出してはダメな場面があるよという話を言われていて、4回に出した四球が打たれて良い場面だったので。1ストライクとってから。あそこがヒットだったらまあ、変わってた…そうですね…」とまずは反省の弁。この日のテーマについては「キャンプからずっと言われている強い球をライン出しすることと、テンポアップ、テンポ良く投げようと意識しました」と振り返った。

 収穫については「球数はどんどん増えていってるのは良いことだと思いますし、1、2、3回とまっすぐが全部高くて、アウトコース低めに真っすぐをボールでも決められたら、もっと変化球が生きて楽だったと思うので。3回の最後の方から少しずつたたけて低くなったと思うんですけど、初回、2回とすごい高かったので、それを次は初回からしっかりと投げられるようにすることと、それをちょっとずつ修正を試合の中でできたのは良かったと思います。もっと早く修正しないといけないんですけど」と話した。

 また、割合が多かったシュートについて聞かれると「昔はもっと横に曲がっていたんですけど、いまは下に沈む感じが多いので。右打者の内角に投げきれた場面が何回かあったので、もっと精度を上げていかないといけないんですけど。4回、右中間破られたときもシュート、内角だったんですけど、ゲッツー欲しい場面だったので、ちょっと引っかけちゃって、打たれちゃったので。もっと精度を上げて投げきれるようにしたい」とし「ストレートが浮いてたので。もっとまっすぐがアウトコースに決まったら楽だと思います」と課題も挙げた。

 また、親御さんが見守る中、地元・関西での登板。「大学のときに手術して、投げられる姿をしばらく見せられなかったので、大阪、(地元は)兵庫なんですけど、関西で投げられる姿を見せられて良かったと思います」とも話していた。

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