124日ぶり実戦復帰の阪神・中野 全力疾走も見せ不安解消「怖さ全くなかった」 15日の1軍合流いける

[ 2022年3月12日 05:30 ]

教育リーグ   阪神4-1中日 ( 2022年3月11日    鳴尾浜 )

<虎報用・阪神>初回、阪神・中野が中前打を放つ
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 下肢コンディション不良のため出遅れていた阪神・中野が、教育リーグ中日戦で「2番遊撃」として今春初の実戦出場。初回に松葉のスライダーをとらえ中前打を放ち、開幕1軍への第一歩を踏み出した。

 「気持ちの入り方も違うし、ボールの見え方も良かった。1打席目にヒットが出て、安心したというか良かったです」

 初回の生還に続き、遊ゴロに倒れた3回の第2打席でも全力疾走を披露し、不安を解消した。「怖さは全くなかった。10割くらいの力で走ることができた。あとはスチールのところの瞬発力だけ」と表情も明るかった。

 実戦は昨年11月7日の巨人とのCS以来、124日ぶり。この日は2打席で交代したが、きょう12日は6イニング、状態が良ければ13日はフル出場を予定する。平田2軍監督も「問題はない。あとは上の判断」とし、15日のソフトバンク戦(ペイペイ)からの1軍合流を視野に入れた。山形で大きな揺れを経験した東日本大震災から11年。中野は「1試合でも早く1軍に戻り、東北にいいニュースを届けたい」と気持ちを高めた。(鈴木 光)

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2022年3月12日のニュース