今秋ドラフト上位候補の近江・山田陽翔が196日ぶりの実戦登板 智弁学園を6回1安打1失点

[ 2022年3月12日 16:31 ]

練習試合   近江3ー1智弁学園 ( 2022年3月12日    皇子山 )

<近江・智弁学園>昨夏甲子園準決勝の智弁和歌山戦以来、196日ぶりの実戦登板を果たした近江・山田陽翔
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 近江が誇る二刀流が、マウンドに戻ってきた。今秋ドラフト上位候補に挙がる最速148キロ右腕で高校通算30本塁打の山田陽翔(2年)が昨夏甲子園準決勝の智弁和歌山戦以来、196日ぶりの実戦登板。球速が表示されるようになるなど皇子山球場のスコアボードが全面リニューアルされた記念試合で、6回60球を投げ1安打1失点(自責0)と好投した。

 「感覚自体はすごく良かった。体のコンディションは100%に近いです」

 昨秋は右肘痛のため野手として出場し登板なし。待ちわびたマウンドで躍動した。初回2死無走者からカットボールで奪った三振で「やっぱり投手なので、すごくうれしかった」とほえると、4回まで完全投球。5回先頭の三ゴロがベースを直撃し二塁打とされると、2死三塁から遊撃手の失策で失点しただけで、内容的にはほぼ完璧だった。この日最速も142キロを計測し、初登板としては上々だ。

 4番打者としても7回2死満塁で決勝の押し出し四球を選び、無安打でも大きな仕事を果たした。第94回選抜高校野球大会(18日から13日間、甲子園)では無念の補欠校に。「目標の日本一は変わらない。夏一本でやっていきたい。春の滋賀大会では圧倒的な成績で優勝しようとみんなに言っている」と逆襲へ再スタートを切った。

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2022年3月12日のニュース