ソフトB・柳田 出た!OP戦1号 「泳いで詰まって」も右手一本で“技あり” 「新主将」開幕スタンバイ

[ 2022年3月12日 05:30 ]

オープン戦   ソフトバンク3-4ヤクルト ( 2022年3月11日    神宮 )

<ヤ・ソ>4回無死、勝ち越しソロ本塁打を放つソフトバンク・柳田(撮影・木村 揚輔)
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 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(33)が11日、ヤクルト戦に「3番DH」で先発出場し、4回先頭でオープン戦1号を右越えに運んだ。今季就任した主将として初アーチ。崩されながらもスタンドまで運ぶギータらしい一発で、開幕へ順調な仕上がりをアピールした。4番に座ったジュリスベル・グラシアル内野手(36)も2回に右越え先制1号弾。打線の中軸に不安はない。

 これぞ、柳田のアーチだ。1―1の4回先頭。ヤクルト・原の初球はチェンジアップだった。タイミングを外されたが、迷いなくフルスイング。最後は右手一本で打ち、打球は右翼席最前列に着弾するオープン戦1号ソロとなった。

 「びっくりしました。泳いで詰まったのでスタンドまでいくとは思いませんでした。結果はホームランとなったので良かったです」

 オープン戦14打席目での初アーチは「主将1号」。左胸のキャプテンマークはキラリと輝いた。ベンチ前で出迎えたナインは指でCマークをつくり、大盛り上がりだ。

 ムチを入れられた瞬間があった。初回、ヤクルト先頭は塩見。中央競馬の関東G1で流れるファンファーレで登場し、千賀から先頭打者アーチを放った。自他共に認める競馬ファンの柳田は「楽しみにしていました。さすがのファンファーレからのホームラン。さすがだなと思いました」と火が付いた。自身が開幕戦の登場曲にする可能性については「考えてはいますけど、聞くだけでも十分、幸せです」と笑みがこぼれた。

 今季の目標は40発。大台到達の先には自主トレメンバーの西武・戸川の父・洋二さんから競走馬をもらう約束がある。自己最多36本を上回る数字にも“かかり気味”で挑んでいく。

(藤本監督満足げ/) 藤本監督は「泳いでもしっかりと振れているから、あそこまで飛ぶ。崩された時にどういう対応をできるかが必要だと思うし、あれでホームランになったということは、これからもできる」と“ならでは”の一打に満足げだ。

 開幕まであと7試合。春季キャンプはけがなく4年ぶりに完走し、ここまでの調整に不安はない。「しっかりコンタクトできるように準備したい」と柳田。仕上げは最終コーナーだ。(福井 亮太)

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2022年3月12日のニュース