阪神ドラ4・前川 “プロ仕様”フォームで快音 新人合同自主トレ前日に異例の屋外ロングティー

[ 2022年1月9日 05:30 ]

屋外でロングティー打撃を行う阪神ドラ4・前川(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 阪神ドラフト4位・前川(智弁学園)が8日、鳴尾浜球場で自主トレし、打撃フォームをプロ仕様に改造していることを明かした。他の新人選手らとキャッチボールや室内打撃で調整後、同7位の中川(京都国際)とともに屋外でのロングティー打撃を実施。重心を低くすることを意識した新フォームで快音を連発し、そのイメージの一端を明かした。

 「ちょっとどっしり構えてトップから素直に出せるように、というところを意識して今はやっています。ちゃんと地に足を着けるというか、しっかり地面に(足を)着けた状態で振るというところ」

 高校時代の金属バットから木製バットに変わり、投手のレベルも上がる。その対策として、より無駄なく確実に力を伝えるために取り組む新フォームだ。

 「(高校までは)金属バットで、先っぽでも根っこでも飛ぶバットを使っていた。木製になって、芯で確実に打たないと飛ばない。確実性というところと、自分のポイントの幅を広くできるように、ということを考えて練習しています」

 きょう9日から始まる新人合同自主トレの前に屋外で打撃練習をする新人は、見守った畑山統括スカウトが「記憶にない」という異例の調整。一塁ファウルゾーンから中堅方向に打ち込み、52スイング中8本が柵越え。中にはバックスクリーンにドスン!と直撃する豪快な一撃もあった。

 高卒新人ながら、矢野監督から1軍・宜野座キャンプスタートの可能性も示されている逸材。「自分の持っている力を一日一日しっかり出していけたら」。合同自主トレでもガンガン、アピールする。(山添 晴治)

続きを表示

この記事のフォト

2022年1月9日のニュース