大島3戦連続完投のエース大野は中堅起用 武田涼雅がロング救援で公式戦初登板 逆転呼ぶ8回1失点

[ 2021年11月11日 19:40 ]

高校野球秋季九州大会準決勝   大島11―7有田工 ( 2021年11月11日    鹿児島県平和リース )

<大島・有田工>最後の打者を抑えガッツポーズする武田
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 大島は今秋ドラフト候補の大野稼頭央投手(2年)が3戦連続完投で467球を投じていた。1週間500球の球数制限まであと33球だった。塗木哲哉監督は「勝っていても、負けていても投げさせるつもりはなかった」と大野を中堅で起用した。

 前山龍之助投手(2年)が先発したが、2回途中で降板。身長1メートル83と高さがある武田涼雅主将(2年)が救援で公式戦初登板した。「大野が投げないと勝てないと言われるのは嫌だった」と120キロ台の直球とスライダーを軸に打たせて取る投球で試合をつくった。8安打されたが8回1失点の好投で最大5点差の逆転勝ちに貢献。「大野が投げないられない中で勝てたのはチームの成長」と胸を張った。

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2021年11月11日のニュース