ヤクルト・奥川 同学年のロッテ・佐々木朗、オリックス・宮城の活躍が発奮材料

[ 2021年11月11日 05:30 ]

セCSファイナルS第1戦   ヤクルト4―0巨人 ( 2021年11月10日    神宮 )

高3の時のU18日本代表の決起集会で焼き肉を堪能する(左から)飯塚、奥川、宮城、佐々木
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 ヤクルトの奥川には同学年の良き友であり、良きライバルが2人いる。ロッテの佐々木朗とオリックスの宮城。10月14日のオリックス―ロッテ戦で、その2人が1軍のマウンドで初めて投げ合った。「しっかりどういうピッチングしているのか見よう」。2人の結果はニュースや動画などでチェックしてきたが、この試合は最初から最後まで食い入るように見た。

 「佐々木は圧倒的。“本気出せば抑えられるぞ”という空気、自信を感じる。宮城は投球がうまい。同じ球種でも投げ方を変えたりしている。四球はあるけれど際どい球をボールと言われているだけ。2人とも凄い」と分析する。

 2019年9月。3人は高校日本代表として韓国でのU18W杯に出場した。「なんか意気投合した」と焼き肉店での決起集会では同じテーブルに座り、大会後の観光では一緒にアウトレットで買い物もした。あれから2年。3人そろってCSの戦いに挑んでいる。「負けていられない」。勝ち抜けば2人のうちどちらかと相まみえる。日本シリーズという最高の舞台での再会へ、まず奥川が先に勝ち名乗りだ。(ヤクルト担当・青森 正宣)

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2021年11月11日のニュース