エース菅野は崖っ縁でも諦めない!「前だけ見て、次登板する機会に向けてしっかり調整します」

[ 2021年11月11日 22:04 ]

セCSファイナルステージ第2戦   巨人0―5ヤクルト ( 2021年11月11日    神宮 )

2回1死満塁、西浦に先制の中犠飛を浴びる菅野 (撮影・光山 貴大)
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 巨人のエース、菅野智之投手(32)は中4日で先発登板。毎回のように走者を背負いながら粘投を続けたが、打線の援護に恵まれず、0―1で迎えた6回に味方の失策から一挙4点を失って降板、敗戦投手となった。

 2回に西浦の犠飛で先制を許した菅野。その後は毎回のように走者を背負いながらも粘投を続けていた。だが、0―1のまま迎えた6回に悪夢が待っていた。先頭・村上の左中間への打球をウィーラーが後逸(記録は二塁打)し、続くサンタナの遊ゴロは名手・坂本が一塁へ悪送球。中村の絶妙な送りバントで1死二、三塁とされるとオスナを三振に仕留め、西浦は申告敬遠して2死満塁で打席に代打の切り札・川端を迎えた。

 だが、この川端に押し出し四球を与えて2点目を失うと、塩見には左中間へ満塁の走者を一掃する3点適時三塁打。菅野はここで降板となった。投球内容は5回2/3で打者28人に対して113球を投げ、5安打5失点。6三振を奪い、与えた四球は5つだった。

 優勝したヤクルトにアドバンテージ1勝を含めて3勝0敗とされ日本シリーズ進出に王手をかけられた巨人だが、「今日のことを振り返っても仕方がないので前だけ見て、次登板する機会に向けてしっかり調整します」と菅野。エースはまだ諦めていない。

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