ロッテ打線、オリ山本由伸を攻略できず 4回途中からは18人連続アウトで零敗

[ 2021年11月11日 05:30 ]

パCSファイナルS第1戦   ロッテ0―1オリックス ( 2021年11月10日    京セラD )

<オ・ロ>6回1死、この日3つ目の三振に倒れたマーティン(手前)を見つめる井口監督(中央)(撮影・椎名 航)
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 ロッテ打線が山本を攻略するには、序盤を捉えるしかなかったのかもしれない。先発・石川も初回の「スミ1」で7回まで1失点と粘投。打線は4回まで毎回走者を出塁させながらチャンスを逃し、5回からは一転して出塁すらできずに0―1の零敗を喫した。

 初回1死二塁から中村奨、レアードが連続三振。相手の守備の乱れにも乗じた4回2死三塁でも山口が見逃し三振に倒れた。4回途中からは18人連続アウトで試合終了。井口監督は「走者を置いてからの見逃し三振がもったいなかった」と振り返り「山本は、なかなか攻略できない投手。得点圏まで走者を進めたけど、そこから一本が出ない。一本出せるようにしないといけない。(山本を打ち崩すための)来年以降の課題ですね」と続けた。

 楽天とのCSファーストSを勝ち上がった勢いを持続できずに初戦を落とした。相手のアドバンテージを含めると2敗となったが下を向いている時間はない。井口監督は「また切り替えてやるしかない」と自らに言い聞かせるように語った。(横市 勇)

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