オリックス・T-岡田「由伸におんぶにだっこで勝たしてもらった」 千金V撃も初回1点止まりで反省

[ 2021年11月11日 05:30 ]

パCSファイナルS第1戦   オリックス1-0ロッテ ( 2021年11月10日    京セラD )

パCSファイナル<オ・ロ(1)>初回2死一、二塁、T-岡田は先制となる右前適時打を放つ(投手・石川)(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 オリックス待望の先制点はT―岡田が生み出した。初回、2四球で得た2死一、二塁、カウント3―1からファーストスイングで石川の直球を捉えた打球は右前に抜ける適時打となり、一塁塁上でこん身のガッツポーズを決めた。

 「宗とラオウ(杉本)が四球でつないでくれた。大振りにならず、しっかりつないでいこうと、コンパクトにスイングすることを心がけた」

 前回14年のCS出場を知る数少ない男。ファーストS第2戦で逆転3ランを放ったが、チームはステージ敗退した。7年ぶりの短期決戦に「独特な雰囲気」と慣れない緊張感を味わったが「変に気負い過ぎず」と前回の経験を生かした。安達とともに生え抜き野手最年長で試合前の円陣では声出しを担当。「自分を信じて思い切ってプレーしてきましょう」とナインを鼓舞し、有言実行で虎の子1点をたたき出した。

 ただ、2回以降は無得点。お立ち台で山本から「もうちょっと点が欲しいなと思いながら(投げていた)」と今後の奮起を促された。「由伸におんぶにだっこで勝たしてもらった。明日は全員で点を取って勝ちたい」。打線爆発で日本シリーズ進出に王手をかける。

続きを表示

2021年11月11日のニュース