オリックス・吉田正 出場直訴「3番DH」で骨折から奇跡の復活打「チームを勢いづけたかった」

[ 2021年11月11日 05:30 ]

パCSファイナルS第1戦   オリックス1-0ロッテ ( 2021年11月10日    京セラD )

インスタグラムでバファローブルのような角の生えた帽子でポーズを決める吉田正(球団公式インスタグラムから)

 右尺骨骨折から復活を果たした。オリックス・吉田正は「3番DH」で負傷した10月2日ソフトバンク戦以来の実戦復帰で安打も放ち、チームに勇気と安心感を与えた。

 「最初のインパクトが大事。初球にストライクが来たら行こうと思っていた。チームを勢いづけたかった」

 初回1死一塁、初球を捉えた一撃は中飛だったが、3回2死では2球目の外角シンカーを中前打した。ただ、全快とはいかず「今日(全力は)5、6スイングくらいかな。それぐらい少なくして」と仕留めるために集中を高めた。中嶋監督は「本人がどうしても出ると」と直訴したことを明かし「(打線の)厚みが違う。1本はさすがだな。簡単に打つ」と最敬礼した。

 この日は球団マスコット「バファローブル」に似せた角の生えた帽子をはじめ「勝負やから」と高級ブランド「ジバンシー」で私服をそろえて球場入り。「日本シリーズの最後まで戦いたい」。中軸として戦う覚悟だ。

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2021年11月11日のニュース