エンゼルス・大谷、ハンク・アーロン賞ならず 本塁打王のゲレロが受賞 打撃面だけに焦点を当て選定

[ 2021年11月11日 02:30 ]

エンゼルスの大谷翔平
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 大リーグ機構(MLB)は9日(日本時間10日)、ア、ナ各リーグで傑出した打者を選ぶ「ハンク・アーロン賞」を専門局MLBネットワークの番組内で発表。アの最終候補7人に残っていたエンゼルス・大谷翔平投手(27)は受賞を逃した。

 日本選手初の快挙はならなかった。過去にはイチローも04、07年に最終候補入り。大谷は今回、99年の創設以来で初の投手登録での最終候補入りだった。受賞はシーズン終盤までタイトル争いを演じ、48本で本塁打王に輝いたゲレロ(ブルージェイズ)。ナはハーパー(フィリーズ)だった。

 大谷は投手で9勝、打者で打率.257、リーグ3位の46本塁打、100打点、26盗塁の好成績を残したが、同賞は単純に打撃面だけに焦点を当てた賞。今回は受賞を逃したが、最優秀選手(MVP)の大本命であることに変わりはない。最終候補3人に入っており、ゲレロはここでもライバル。MVPは18日午後6時(同19日午前8時)に発表される。

 ▽ハンク・アーロン賞 メジャー歴代2位の755本塁打をマークしたH・アーロンが、当時の通算最多記録だったベーブ・ルースの714号を更新してから25年を記念し99年に創設された。30球団から各1人がノミネートされ、MLB公式サイトの記者らが各リーグ7人の最終候補を選出。10月15日までファン投票が実施され、MLBに選出された米国野球殿堂入り8人の元選手が選考に加わり受賞者を決める。

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