初挑戦の大福ロジスティクス 原が好救援も惜敗 30日の敗者復活戦で雪辱期す

[ 2021年9月29日 05:30 ]

第92回都市対抗野球九州地区予選第1日   大福ロジスティクス0-3エナジック ( 2021年9月28日 )

都市対抗九州予選<大福ロジスティクス・エナジック>初勝利は逃した大福だが原は5回途中から好救援
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 新型コロナウイルス感染防止のため無観客で1回戦4試合が行われた。創部2年目で九州地区予選初挑戦の大福ロジスティクス(甲佐町)はエナジック(うるま市)と対戦。2点を追う5回途中に2番手の原佳大(23=沖データコンピュータ教育学院)が救援し、4者連続三振を奪うなど好投したが、0―3で敗れ、同予選初勝利はならなかった。

 大福ロジスティクスは接戦の末に敗れた。「相手は1次予選で沖縄電力を破った強豪。できれば先制したかった」。藤本浩二監督の思惑通り、初回無死一塁の得点機を得たが送りバント失敗で併殺。直後に3番・山田が中前打しただけに指揮官には悔やまれる逸機になった。

 昨年4月、部員の平均19・6歳の若いチームで発足した。同12月に室内練習場が完成し技術アップと体づくりに励んだ。先発の林田光は「2年で直球はMAX138キロから145キロにアップした」という。しかし5回に3長短打を浴び2失点。「粘りと気持ちの強さが足りなかった」と反省を残した。だが5回途中から救援した147キロ右腕、原は好投。「変化球でカウントが取れ、真っすぐもよかった」と7回から4連続三振を奪い、4回2/3を最少失点に抑えた。

 9回も2安打して反撃したが初勝利はお預け。「次(敗者復活戦)は絶対に勝ちたい」と林田光が話せば、2安打で気を吐いた山田も「今度はチャンスで打ちます」ときっぱり。“宿題”は30日の敗者復活戦に持ち越しだ。

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2021年9月29日のニュース