阪神 痛すぎる連敗、10安打で2点…再三の逸機に矢野監督「点が取れない」

[ 2021年9月29日 22:36 ]

セ・リーグ   阪神2-8広島 ( 2021年9月29日    甲子園 )

<神・広(20)>広島に完敗しガックリの矢野監督 (撮影・奥 調)
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 阪神はフラストレーションのたまる試合で連敗を喫した。相手と同じ10安打を放ちながら、2度の満塁機を逃すなど勝負所での貧打に悩まされて得点は2点のみ。序盤の3点ビハインドを1点差まで追い上げたが、そこからホームが遠かった。

 6回は1死満塁から梅野が一邪飛、代打・原口が中飛で無得点。7回も2死満塁から糸井が空振り三振に倒れて虎党からため息がもれた。

 投手陣も踏ん張れず、チャンスを逃した直後の8回に2死一塁から小川に代わって登板した岩貞が連続適時打を浴びて3点。9回も浜地が2点を失って突き放された。

 試合後、矢野監督は「誰かが1本出してくれるとだいぶ変わるんだけどね。そこはなかなか最近ずっと課題というか。それが突破できないんで。点が取れないというのがやっぱりね」と打線のつながりを課題に挙げた。

 さらに8回の岩貞についても言及。2死一塁で救援するも、四球からの適時打2本で3点を失い、試合の大勢が決まった。「どうしてもゼロでいきたいというところで、あと一つのアウトを取りに行くためにサダ(岩貞)を出しているわけだから。そこで先頭四球でヒット、ヒットじゃ…。ちょっとさみしいよね」と、唇をかんだ。

 9月29日は2005年に岡田阪神が優勝を決めた日だった。ライバルのヤクルト、巨人が敗れる中、メモリアルデーに痛すぎる連敗となったが、指揮官は「自分たちで突破していくしかない。全員でやるしかない」と前を向き、「プレッシャーはずっとある。プレッシャーがあるだけありがたい。あって当たり前」と、自らに言い聞かせるように話した。

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2021年9月29日のニュース