阪神・中田 17年間のプロ生活に別れ 若虎には「自分がいいと思っていることは、やり続けてほしい」

[ 2021年9月29日 05:30 ]

ナインへのあいさつ後、平田2軍監督(78)と握手する中田(代表撮影)
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 阪神は28日、中田賢一投手(39)の今季限りでの現役引退を発表した。29日に西宮市内で会見する予定。

 中田はこの日、鳴尾浜での練習後に2軍関係者らにあいさつし「好きな野球を職業にできたことが一番。つらいこともありましたけど、好きなことを職にできることほど幸せなことはない」と17年間のプロ生活を回想。若手選手に向け「自分がいいと思っていることは、やり続けてほしい」とエールを送った。

 04年ドラフト2巡目で中日に入団し1年目から先発ローテーション入り。FA移籍したソフトバンクでも2桁勝利を挙げるなど通算100勝を挙げた。19年オフに阪神にトレード移籍し20年は3試合登板で未勝利。今季は1軍登板がなく、ウエスタン・リーグで13試合に登板し4勝3敗、防御率5・81だった。

 ◇中田 賢一(なかた・けんいち)1982年(昭57)5月11日生まれ、福岡県出身の39歳。八幡、北九州市大を経て04年ドラフト2巡目で中日入り。1年目から開幕ローテーション入りし07年にはチーム最多14勝。13年オフに国内FA権を行使してソフトバンクに移籍。18年8月26日西武戦でプロ通算100勝を達成。19年オフに阪神へトレード移籍した。1メートル81、84キロ。右投げ右打ち。

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