【雄星に聞く】5回5失点での4敗目に「ストライクがほしいと投げ急いだ」 前半戦6勝には手応え

[ 2021年7月8日 16:13 ]

<マリナーズ・ヤンキース>マリナーズの先発・菊池雄星(AP)
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 マリナーズの菊池雄星投手(30)が7日(日本時間8日)、本拠地シアトルでのヤンキース戦に今季16度目の先発登板。5回94球を投げ8安打2四球5三振、5失点で降板。選出されたオールスター前最後の登板で4敗目(6勝)を喫した。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 ――ピッチングが良くなかった理由。
 「直球がスピードが出ていなくて、甘く入ってしまった。変化球も勢いがない状態になった」

 ――4回、5回持ち直せた理由。
 「初回から早くストライクが欲しいと投げ急いで、ためがなかった。4回からはまっすぐ立ってから投げに行くのを意識して、うまく修正できたし、良い軌道になった」

 ――久しぶりに立ち上がりに苦しんだ。
 「初回から後手後手のピッチング。走者をためて低めに投げるべきボールが’真ん中に入って、長打を打たれた」

 ――試合前のブルペンは。
 「ブルペンではすごく良くていい感じでは入れたと思っていた。ジャッジの四球から自分からリズムを崩した。1回2回はもやもやしながら自分との戦いになってしまった。ただその後、なんとか5回まで行けたのは、今後、シーズンを戦う上でプラスになるとは思う」

 ――前半戦を振り返って。
 「最後をいい形で終わりたかったというのはあるが、前半は1試合1試合自信を深めながら投げられた。後半戦、大事なシーズンが続くので、僕自身は楽しみにしている」

 ――今日悔いが残る所は。
 「直球が初回は2、3球しか投げていない。データに頼りすぎた部分があった。もっと直球中心で攻めていけばよかった。3回以降は直球中心で組み立てられたので、本来のピッチングに戻ったのだと思う」

 ――5番のボイト以下が初球からフルスイングしてくるイメージはあったのか。
 「ありました。低めのスライダーを追っかけさせて、三塁ゴロ遊ゴロというのを描いていたんですけど、真ん中に入ったところをタイムリーを打たれました」

 ――ジャッジの本塁打の場面、ゴロを打たせたかったのか。
 「あそこは前に飛ばさせたくない場面。三振を取りに行くつもりが真ん中に入った」

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2021年7月8日のニュース