学習院大は39年ぶりの復帰逃す 佐藤颯亮主将は涙「今日の負けは僕の責任」

[ 2021年7月8日 13:42 ]

東都大学野球2部、3部入れ替え戦   東農大6―1学習院大 ( 2021年7月8日    等々力 )

試合後にスタンドに一礼する学習院大ナイン
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 3部優勝の学習院大は、82年秋以来39年ぶりの2部復帰はならなかった。

 3、5回と得点圏に走者を置き、先制機をつくったが、一本が出ず。打線は8安打を放ちながら1得点に終わった。佐藤颯亮主将(4年・桐蔭学園)は「この代で2部に昇格して歴史を変えるつもりでやってきた。僕が打てなくて…。今日の負けは僕の責任」と涙を流した。

  先発した左腕の桜井優樹(4年・都豊多摩)は5回途中2失点で降板し「最後は投げてはいけないところに投げてしまった」と悔やんだ。石井潤一監督は「まだまだですね。ちょっとしたことですけど、どう力を出せるか。(3つの)エラーも出ているから負けにつながる。選手たちはよくまとまってくれて、ここまで来た」と振り返った。

 石井監督が仕事の都合で練習には土、日しか出られない中、古坊暁史(4年・都文京)が学生監督を務め、戦う集団をつくった。佐藤は「(古坊は)去年は試合に出ていたが、自らユニホームを脱いで勝てるチームをつくるために引っ張ってくれた」と感謝した。2部昇格は持ち越しになったが、秋のリーグ戦はすぐにやってくる。佐藤は「勝負どころで楽しめるチームをつくっていきたい」と前を向いた。(川島 毅洋)

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2021年7月8日のニュース