ソフトバンク　“千賀ショック”払しょくの願いむなしく…東浜痛恨被弾で七夕6年ぶり敗戦　再び貯金0に

パ・リーグ   ソフトバンク1－4ロッテ （ 2021年7月7日    ZOZOマリン ）

＜ロ・ソ＞4点を失い5回を終えた東浜はベンチでも悔しげな表情を浮かべる（撮影・西川祐介）
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　ソフトバンクはロッテに連敗した。前日に千賀が復帰登板で10失点と大炎上。その“千賀ショック”を拭いきれず、七夕開催では6年ぶりの敗戦。2連敗で2カードぶりに負け越し、せっかく沖縄で積み上げた貯金が再び0になった。首位オリックスとは4・5差のままだ。

　先発の東浜は今季自己最短5回8安打4失点で降板し、今季初黒星を喫した。1―0の4回1死一、二塁でレアードに痛恨の逆転3ランを被弾した。失投だった。内寄り高めカーブを、持っていかれた。さらにエチェバリアにも適時二塁打を浴び、「序盤から球が高く、粘りながら修正しようとしたが甘くなった球を打たれてしまった。申し訳ない」とうなだれた。

　打線も3回1死三塁で柳田の右前先制打で挙げた1点のみ。続く1死二、二塁の絶好機では栗原が遊飛、明石が一ゴロで追加点を奪えず。決定力不足の再発に工藤監督は「連打が出てないところはしっかり考え、アイデア出してというところではないか」と首をかしげた。

　9日からは本拠地に戻り、五輪中断前最後の6連戦。Bクラス卒業に向け「オリックス、楽天に勝ち越すこと。いい試合がしたいです」。指揮官は、天の川の見えない七夕の曇り空の幕張で願った。