阪神・及川 これが“新7回の男”のポテンシャル!満塁ピンチもサンタナ見逃しK斬りで零封

[ 2021年7月8日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4-6ヤクルト ( 2021年7月7日    神宮 )

<ヤ・神>7回2死満塁、ピンチをしのいでガッツポーズの及川(撮影・北條 貴史)
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 粗削りでもポテンシャルを見せつけるには十分だ。同点の7回に登板した阪神・及川が力強い直球を武器に1回無失点。“新7回の男”としてアピールした。

 2死無走者で迎えた村上への2球目にプロ最速を1キロ更新する151キロを計測。連続四球と失策で満塁まで追い詰められながら、最後はサンタナを150キロの“クロスファイア”で見逃し三振に仕留め、役割を果たした。

 「0点で抑えられたことは良かったですが、コントロールの部分を改善できるように取り組んでいきたい」

 反省の言葉が口をついて出ても、ポテンシャルの高さを示す中身ある25球になった。

 母校の大先輩である西武・松坂が現役引退。「直接お会いしたことはないですが、幼い頃から知っている大先輩であり、大スターなので、引退されることは寂しい」。高卒2年目の若き才能は「横浜高校出身のプロ野球選手として、少しでも近づけるように頑張っていきたい」と決意を新たにした。(遠藤 礼)

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