千葉大会「一生に一度」…無観客も157チームのベンチ入り全選手が開会式行進

[ 2021年7月1日 05:30 ]

ZOZOマリンスタジアムで行われた第103回全国高校野球選手権千葉大会の開会式(撮影・河野 光希)
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 第103回全国高校野球選手権(8月9日から17日間、甲子園)は30日、千葉大会で開会式が行われ、無観客の中、選手たちがZOZOマリンで行進した。また、福井大会の組み合わせが決定した。

 歩けなかった先輩たちの思いを背負い、各校の選手は行進した。千葉大会の開会式では157チーム(170校)のベンチ入り全選手がグラウンドを一周。校旗、プラカードを持つ2人以外の部員は、密を避けるためにすぐにスタンドに移動。首都圏では唯一となる全選手による入場行進。千葉県高野連は「一生に一度の経験になるかもしれないので」と感染対策を徹底した上で実現させた。

 選手宣誓を行った天羽・北見空主将(3年)は「このような状況の中、大会を開催していただけることに、心から感謝いたします」という文言を入れた。女手一つで育ててくれた母・美奈さん(46)からは「失敗してもプラス思考で」と激励されたという北見は「途中でせりふが飛んでしまったが、最後までできて良かった」と胸をなで下ろした。(川島 毅洋)

 【福井展望】19年夏から県の公式大会5連覇中の敦賀気比の実力が何枚も抜けている。遊撃手・前川の華麗な守備に注目。福井工大福井は元プロの山口、町田コーチが4月に就任し化学反応を起こす。福井商、北陸が追う。

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