関本賢太郎氏 ロマンが詰まった阪神・佐藤輝の空振り ブンブン振って当たればホームラン…でいい

[ 2021年7月1日 07:30 ]

セ・リーグ   阪神2-2ヤクルト ( 2021年6月30日    甲子園 )

関本賢太郎氏
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 【関本賢太郎 視点】阪神・佐藤輝が3三振で両リーグダントツの102個目だが、全然気にしなくていい。ホームラン打者に三振は付きもの。どんどん空振りしてもいいから、たくさんホームランを打ってほしい。

 ルーキーなので今はまだ長所を伸ばすべき。三振は減ったが、本塁打も減ってしまった…では意味無い。この日もヤクルトは遊撃手が二塁ベース付近に守るシフトを敷いていたが、だからと言って、チョコンと当てレフト前を狙うなんてことはやめてほしい。それでも、どのカウントでボール球を振らされたのか、など研究と対策は必要だ。

 空振りは、ほとんどがボール球。佐藤輝ほどのパワーでも、さすがにボールゾーンを柵越えしようとすると確率が悪い。打者有利のカウントにすることで相手バッテリーはストライクゾーンでの勝負を余儀なくされ、本塁打する可能性は増える。ブンブン振って当たればホームラン…でいい。佐藤輝の空振りにはロマンが詰まっている。

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