エンゼルス・大谷 ヤンキースタジアム日本人100&101号 敵陣から感嘆の声

[ 2021年7月1日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス5―11ヤンキース ( 2021年6月29日    ニューヨーク )

<ヤンキース・エンゼルス>5回、2ランを放つ大谷(AP)
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 03年の本拠地開幕戦、ゴジラの米1号満塁アーチの衝撃から18年。大谷の27号ソロで、日本選手のヤンキースタジアム通算本塁打は100本に到達した。松井秀喜が79本、イチローが16本、井口資仁、城島健司、岩村明憲が各1本。大谷は2日で3本を放った。

 試合後、大谷に関する質問を受けたヤンキースの面々は、一様に感嘆のこもった苦笑いを浮かべた。アーロン・ブーン監督は「6点差の無走者で迎えた第4打席は気分が良かった。そういう状況で彼を打席に迎えたい」とし、「彼が打席に立つと少し脅威を感じる」と続けた。右翼が狭いヤンキースタジアムで左の強打者との勝負は、さらに怖さが増すことになる。2発を浴びた先発のタイヨンは「みんな、大谷について聞きたいんだろう?」と言いながら会見場に現れ「良い投球だと思ったけど、信じられない」と脱帽した。

 17年本塁打王の主砲ジャッジは「間違いなく世代を代表する才能の持ち主だ」と称えつつ、「投手・大谷」との対戦へ抱負。「電撃的な速球を持っていて変化球もいい。ただ、僕たちもゲームプランを持って準備する」と気持ちを高めた。(杉浦 大介通信員)

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