ソフトバンク・東浜、粘り勝ちで今季2勝目 北九州初登板で西武戦プロ通算10勝目

[ 2021年7月1日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク9―1西武 ( 2021年6月30日    北九州 )

<ソ・西>7回を投げ1失点の東浜(撮影・中村 達也)
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 汗だくのヒーローは、粘投で連敗を止めたが謙虚に味方打線への感謝の言葉を続けた。7回1失点で今季2勝目のソフトバンク・東浜はお立ち台に登壇。「野手の方が点を取ってくれたので1人1人、確実に集中してゾーンで勝負できました」。並んだ亜大の先輩・松田と笑った。

 今季最多8安打を浴びたが毎回先頭打者を斬ったことが結果につながった。7回1死で3連打を浴びて1点を失い、直後にこの日初の四球。2死一、二塁の勝負どころで、スパンジェンバーグを空振り三振に仕留めた。「ドームと似ていて投げやすかった」と要所を締めて北九州で初登板初勝利を挙げた。

 昨季も2度、東浜は熱投で苦境を救ってきた。1分けを挟んで5連敗中だった9月26日ロッテ戦で6回3失点で勝利投手。1分けを挟んで3連敗中だった10月10日ロッテ戦では8回1失点の好投で流れを好転させてきた。「思うようにいかない時期はあるので、出番が来たときはチームが勝てるようにと思って頑張ろうと」。20日に誕生日を迎え、31歳初星をゲット。相性のいい西武戦はプロ通算10勝目(4敗)。頼もしさは増すばかりだ。工藤監督も「立ち上がりを大事に投げていた。ナイスピッチング、ナイスゲームでした」と、声高らかに絶賛した。

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2021年7月1日のニュース