広島、あぁ自力V消滅…投手陣が4点リードを守れず、2ケタ失点の大敗

[ 2021年7月1日 21:06 ]

セ・リーグ   広島4ー10巨人 ( 2021年7月1日    東京D )

<巨・広(14)>4回途中降板する広島・高橋昂(撮影・島崎忠彦)
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 重苦しい空気が三塁ベンチを包む。4点リードを守れず、巨人に2ケタ失点の大敗。今季71試合目で、自力Vの可能性が消滅した。

 序盤は広島ペースだった。巨人・菅野から初回に小園が先制適時打。3回には、西川のソロ、鈴木誠の2ランが出て、侍ジャパンのエースをマウンドから引きずり下ろした。

 4点リードを得ながら、投手陣が全く踏ん張れない。リードで勝利への意識が強くなったのか、先発の高橋昂が3回に松原に2ランを浴びて2点差。4回先頭の坂本、中島と連続四球を与え、北村に左中間適時打を浴びて1点差。続く代打・広岡に2点タイムリーを許して、瞬く間に試合をひっくり返された。後を継いだ島内、高橋樹の中継ぎ陣もなす術がない。打線にも“反発力”がなく、中盤以降は一方的な展開となった。

 これで借金16。このままペナントレースから置き去りにされるのか、それとも逆襲の夏はあるのか。広島が2021年の正念場を迎えた。

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2021年7月1日のニュース