7年目の苦労人、日本ハム・高浜 低迷するチーム照らす「やっと出た」プロ1号

[ 2021年4月12日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム4―4オリックス ( 2021年4月11日    京セラD )

<オ・日>8回無死、本塁打を放ちガッツポーズを決める高浜
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 痛恨ドローの中に光が見えた。日本ハムは11日、オリックス戦で9回に3点差を追いつかれて引き分け。3連勝を逃したが、2軍から昇格したばかりの新戦力が躍動した。7回に5年目の郡拓也捕手(22)が代打で一時勝ち越しとなる左越え適時二塁打。8回には育成からはい上がった7年目の高浜祐仁内野手(24)がプロ1号本塁打を放ち、苦境のチームに活気を呼んだ。

 こんなシーンを待っていた。何かやってくれる。そんな期待にしっかりと応えた。郡と高浜。試合後、栗山監督には悔しさと喜びが交差していた。

 「見ていてワクワクする。ああやって必死になって野球をやる姿が、今のチームには大事だから」。郡は前日10日、高浜は9日に2軍から昇格。その2人が起用するや即、答えを出してくれた。それも借金5と低迷するチームを明るく照らすような光を放った。

 まずは郡だ。1点を追う7回。清水の中前適時打で追いつき、なおも2死一、二塁で代打に起用された。「何とか(次打者の西川)遥輝さんにつなげようと必死だった」。カウント1―1からオリックス・宮城のチェンジアップを捉えた打球は左翼フェンスを直撃。適時二塁打でプロ初打点を挙げた。「素直にうれしい。この一打は自信につながる」。郡はそう振り返る。

 さらには「2番・一塁」でスタメン起用された高浜。8回の第4打席で、ベテラン・能見の直球を左翼席へ運んだ。こちらはプロ1号。「うれしい。やっと出たという感じ。ちょっと差し込まれたけど、入ってくれてよかった」。19年秋に戦力外通告を受け、同年オフに育成として再契約。昨季途中に支配下選手に返り咲いた苦労人は、記念のボールについて「奥さんにあげます。育成になって結婚して支えてもらってるので」と話した。

 試合は9回に3点差を追いつかれ、痛恨の引き分け。3連勝も逃した。でも、明日への光は確かに見えた。(秋村 誠人)

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