槙原寛己氏 巨人・今村 攻撃のリズム呼んだテンポ良いお手本のような投球

[ 2021年4月12日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人9―0広島 ( 2021年4月11日    マツダ )

<広・巨>巨人先発・今村のピッチング(撮影・成瀬 徹)
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 【槙原寛己 視点】テンポの良さがリズムを生む。お手本のような今村の投球だった。バッテリーで話し合って決めていたのだろう。捕手の大城も捕球して今村にボールを返すと、すぐにサインを出していた。テンポがやや悪かった広島・野村との一番の差。巨人の野手は守備の時間が少なく、これが攻撃のリズムを生み出して3得点以下を脱出、9得点につながった。

 光ったのは2種類のカーブ。よほど自信があったのだろう。3回先頭の田中広に対しては、サインに首を振って118キロのカーブで見逃し三振。追い込んでから打ち取りにいくものと、球速を抑えて「抜き」を意識して投げてカウントを稼ぐ2種類のカーブを巧みに使い分けていた。さらにフォークも効果的で、広島打線は緩急で体が投手側に「出されて」しまい、満足なスイングができなかった。

 今季は開幕からローテーション入り。たとえ一度、結果が悪かったとしても即2軍落ちなどはない。それが心の余裕、そして安定感にもつながっていると思う。さらに大きな飛躍が期待できる。(スポニチ本紙評論家)

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