慶大・正木 現役トップ通算7号 前日の無安打敗戦の雪辱果たした

[ 2021年4月12日 05:30 ]

東京六大学野球第1週第2日   慶大7―1法大 ( 2021年4月11日    神宮 )

<慶大・法大>4回無死、ソロ本塁打を放ち生還する慶大・正木(撮影・河野 光希)
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 2回戦2試合が行われた。前日に無安打で敗れた慶大は、今秋ドラフト候補に挙がる正木智也内野手(4年)が現役選手トップのリーグ通算7号本塁打を放つなど、打線が11安打を放ち7―1で法大を下した。東大は2投手の継投で粘り、昨秋覇者の早大と0―0で引き分けた。

 前日の今季初戦で「ノーヒットワンラン」で敗れた悔しさを、慶大ナインがバットに乗せた。この日の打撃練習前、堀井哲也監督は選手たちに「打てないと“何か変えないと”と疑心暗鬼になるけど、何も変える必要はないよ」とアドバイスを送っていた。

 1―0の4回に今季1号、通算7号となる左越えソロを放った4番・正木は「(監督の言葉で)少し気持ちが楽になった」と長身左腕・山下輝の直球を捉えた。DeNA・八馬幹典スカウトは「自分のタイミングでしっかりスイングできている。楽しみな選手」と評価した。

 8回には5番・下山にも一発が飛び出すなど11安打で7得点を奪って雪辱。正木は「(春は)5本はいきたい」と目標を掲げた。(川島 毅洋)

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