巨人・岡本、待ってました!自身最遅56打席目で今季1号!チームの連続試合3得点以下も「12」で止まる

[ 2021年4月12日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人9ー0広島 ( 2021年4月11日    マツダ )

<広・巨>初回、岡本和が先制2ランを放つ(撮影・森沢裕)
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 待ちに待った一発が飛び出した。巨人不動の4番・岡本和真内野手(24)が11日、広島戦の初回に今季第1号となる先制2ランを放った。18年のレギュラー定着後ではもっとも遅い15試合、56打席目のシーズン1号。主砲の一発に打線は今季最多の12安打で9得点を挙げ、球団ワーストタイ記録だった連続試合3得点以下を12試合でストップ。連敗も2で止め、勝率5割に戻した。

 バランスのいいスイングの証明だった。岡本和が振り抜いたバットは、先端が打球の向かったセンター方向を指し示すように、すぐに振り戻された。下半身主導で、上体に余分な力が入っていないからこそできたフォロースルー。両足でつかんだ地面の力は、手に力を入れずとも、打球に伝わった。

 「凄い良かった」。自画自賛するほどの感覚を手にした理想的な打撃は初回だ。2死一塁、野村の136キロ直球を振り抜きバックスクリーン右に運ぶ先制2ラン。開幕から15試合、56打席目のシーズン1号は、レギュラーをつかんだ18年以降、最も遅かった。

 15試合を終えてようやく1号を放ち、打率・204、8打点。4番の自覚が逆に、ノーアーチにつながっていた。さらなるパワーアップを求め、オフの自主トレでは午前中をウエートトレーニングに費やした。オープン戦では2本の本塁打を逆方向に放ち「感覚は悪くない」と手応えを感じて開幕を迎えたが、微妙なズレがあった。パワーアップしたが故に、上半身主導のスイングになっていた。力みで右肩が下がるため、バットが遠回り。直球に差し込まれる打席が目立った。

 この日の試合前。下半身の使い方を入念に確認した。軸足である右足一本でケンケンを3回ほどしてから打つティー打撃を繰り返した。その成果が第1打席で表れた。3ボール1ストライクから低めのチェンジアップに空振り、次のスライダーを左翼線方向へファウル。だが、どちらも体を前に出されることなく、両足の踏ん張りが利いていた。直後の7球目で、手の力感はなくボールをはじき返した。

 9回の左前適時打も含め2安打3打点。主砲の一発で息を吹き返した打線は、今季最多の12安打で9点を奪った。チームワースト記録に並んでいた12試合連続3得点以下もストップ。「チャンスで僕が止めていた。なんとかしたいと思っていたので打てて良かった。結果が出て良かった」。打撃用手袋も移動の靴下も赤色で赤をこよなく愛する岡本和は、赤く染まった敵地マツダで、復活へのノロシを上げた。(小野寺 大)

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