万感の追悼星だ 阪神・矢野監督が野村克也さん追悼試合で快勝「受け継いできたものもある」

[ 2021年3月28日 17:15 ]

セ・リーグ   阪神8ー2ヤクルト ( 2021年3月28日    神宮球場 )

<ヤ・神>現役時代の矢野監督に向けた野村克也さんの言葉が神宮球場のビジョンに映し出される(撮影・大森 寛明)
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 阪神の矢野燿大監督(52)が現役時代に指導を受けた野村克也氏の追悼試合で快勝。開幕3連勝を飾り、改めて恩師への思いを語った。

 「もちろん、高津の方がもっと長くやっているし、俺だけじゃなく、高津もそういう思いで。俺も73番を着て野球やるのは最初で最後かと思うし。開幕前にお墓参りにも行けたんでね。そういうところでは気持ちもスッキリというか。“また頑張ってきます”という報告もしてきた。受け継いできたものもあるんでね」

 開幕戦は3度追いつかれながらも競り勝ち、第2戦は黄金ルーキー・佐藤輝のプロ1号などで打ち勝った。この日は投打の歯車がかみ合い、6年ぶりの開幕3連勝。敵軍主催の追悼試合ながら「野村さん、星野さんは俺の中でやっぱり大きく影響を与えてくれた方々。頭で考えてやる、能力だけでやるんじゃない、というのは野村さんの考えで、俺自身もやれたし、教えてもらったものを伝えていくというのは改めて。こういう立場でやらせてもらっているから、野球界に良いものを残していきたいと思いました」と、監督としての決意を新たにした。

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2021年3月28日のニュース