楽天ドラ1、早川が球団新人最速の開幕3戦目でプロ初勝利 6回無失点8奪三振の圧投

[ 2021年3月28日 16:18 ]

パ・リーグ   楽天5ー0日本ハム ( 2021年3月28日    楽天生命パーク )

<楽・日(3)>初勝利を飾り笑顔でポーズする早川 (撮影・白鳥 佳樹)
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 楽天のドラフト1位・早川隆久投手(22)が先発でプロデビューし、6回を4安打無失点で初勝利を挙げた。104球を投げ、8三振2四球。最速は148キロだった。

 早川は「緊張はしましたけど、そこまでの緊張ではありませんでした。立ち上がり、三者凡退で抑えられれば良いリズムを作れると思っていたので、それができたのが大きかったです。それと、しっかり太田さんと打ち合わせをしてコミュニケーションを取れたのが良かったと思います。各バッターの危ないところに投げないこと、満塁のところは、連打だけは防ごうという意識で投げました。四球もありましたけど、ストライク先行、低めに集めることを意識して投げられたのも良かったと思います。とにかく、ゲームを作ることができて良かったです」と語った。

 初回先頭の西川を147キロ直球で空振り三振に仕留めると、初回、2回と連続3者凡退という抜群の立ち上がり。3回1死から清水を四球で歩かせ、この試合初めて走者を出したが、続く中島と西川をともに中飛に打ち取った。

 降りしきる雨の中、2度の満塁のピンチをしのいだ。4回は先頭の近藤を一塁手の失策で許すと、渡辺と中田に連打を浴びて無死満塁というピンチを招いた。ギアを上げて、野村と大田を連続三振。樋口を三ゴロと無失点でしのぎ、底力を感じさせた。新人の力投に応えようと打線が奮起し、楽天はその裏に4長単打で4点を先制して援護した。6回には1死から2安打1四球で再び1死満塁のピンチを迎えたが、樋口を三ゴロ併殺に仕留め切り抜けた。

 楽天の新人投手の初登板初勝利は15年の安楽以来6年ぶり6人目。開幕3戦目での白星は、13年の則本昂、17年の高梨(現巨人)の開幕6試合目を上回り、球団史上最速となった。

 また、12球団のルーキーでも一番乗りでの勝利。こちらは17年の高梨以来、2人目となった。

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