5年ぶりの頂点へ吹く「追い風」 選抜は雨天順延 智弁学園・小坂監督「恵みの雨」

[ 2021年3月28日 13:43 ]

智弁学園の小坂監督
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 優勝した2016年以来となる準決勝進出へ。追い風は吹いてきた。選抜高校野球の雨天順延を受け、甲子園球場の室内練習場で調整した智弁学園・小坂将商監督(43)は「恵みの雨というか、ウチにとっては良かったんじゃないかと思います」と話した。

 試合が行われていれば、前日27日からの連戦となり、中1日の明豊(大分)に比べ、疲労度の面で多少のハンデはあった。準々決勝4カードのうち唯一、対戦チーム間の試合間隔が異なるだけに、同条件に近付くためにも雨天中止は歓迎。この日はコンディショニングに主眼を置いて練習し「どんどん(試合が)詰まってきているので、疲れをいかに残さないか」と試合に向けてのポイントを話した。

 初戦では左腕・西村王雅(3年)が強豪・大阪桐蔭(大阪)打線を中盤まで封じ、前日27日の広島新庄(広島)戦では背番号10の小畠一心(3年)が2失点完投。打線も2戦で13得点と投打が見事にかみ合っている。山下陽輔主将(3年)は「去年からずっと日本一はチーム目標だった。始めからずっと日本一になる気持ちでやっているし、まず目の前の相手を倒すことを考えてやっています」と意気込みを示した。

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2021年3月28日のニュース