巨人・今村「そこが悔しいです」先頭打者に5度安打で出塁され反省 それでも光った7回1失点

[ 2021年3月28日 17:35 ]

セ・リーグ   巨人1―1DeNA ( 2021年3月28日    東京D )

<巨・D>巨人先発の今村(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の今村信貴投手(27)がDeNAとの開幕カード最終戦に先発登板。7回6安打1失点と好投したが、チームが1―1で引き分けたため勝敗は付かなかった。

 プロ10年目で初の開幕ローテーション入りを果たした今村は初回、先頭・桑原に2球目の高め直球を右越え二塁打され、犠打で1死三塁といきなりのピンチ。ここで相手のドラフト2位ルーキー・牧に投じた7球目フォークが三塁線を抜く適時二塁打となり、先制を許した。

 「最初は力が入りすぎてしまって悪いリズムでの投球になってしまいました」と今村。その後も4回までの毎回、計5度先頭打者に安打を許したものの、それ以上の失点は許さず。味方打線が相手先発右腕・平良に5回まで完全投球に抑えられる中、7回6安打1失点で降板した。0―1での降板で、このまま試合が終了すれば敗戦投手となるところだったが、味方打線が8回に梶谷の右前適時打で同点。サヨナラ勝ちの期待がかかった9回は、プロ野球史上初の開幕戦代打サヨナラアーチを放った亀井が先頭・吉川の代打で登場し、マウンドも三嶋と開幕戦の再現となったが、3球で空振り三振に。2死から主砲・岡本和が中前打で出塁するも続く丸が中飛に終わり、1―1の引き分けで試合終了となった。

 「何とか粘って7回を投げることはできましたが、先頭打者を5度出塁させてしまい、攻撃への流れを作ることができませんでした。そこが悔しいです」と今村。投球内容は7回で打者27人に対して112球を投げ、6安打1失点。6三振を奪い、与えた四球は1つだった。

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2021年3月28日のニュース