ヤクルト4位・元山　プロ1号「風に乗ってくれてラッキー」

セ・リーグ   ヤクルト5ー9阪神 （ 2021年3月27日    神宮 ）

＜ヤ・神＞9回無死一塁、元山（右）はプロ初となる2ランを放ち中村と歓喜のタッチ（撮影・村上　大輔）　
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　ツバメのルーキーも負けじと初アーチを放った。プロ初出場したヤクルトの東北福祉大出身のドラフト4位・元山が、9回無死一塁から右翼ポール際に1号2ランを運んだ。「ファウルかなと思ったけれど、風に乗ってくれてラッキー。ベースの踏み外しがないように意識しました」。デビュー戦アーチは18年の村上以来、球団8人目の快挙だ。

　3回の遊撃守備から出場。5回にはプロ初安打となる一塁内野安打も放った。オープン戦では打率・091と苦戦。裾を下げていたユニホームを「自分を閉じ込めている気がしたので解放しよう」とオールドスタイルに変更した公式戦初戦でマルチ安打の活躍だ。登場曲は「FNS歌謡祭で工藤静香さんが歌っていて、ええなと」と中島みゆきの「地上の星」。♪つばめよ…の出ばやしで、打球を神宮の空に飛ばしていく。（青森　正宣）