少年の日の思い出 小久保さんと再会 背中はあの日と同じ 大きかった

[ 2021年2月2日 08:45 ]

少年時代の本紙記者の福井と小久保
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 名刺を渡す手が震えた。1日、キャンプ地・宮崎であの「小久保さん」と17年ぶりに再会した。少年野球を始めて間もない04年7月。岐阜の木田小3年生でG党だった私は、家族とともに東京ドームで試合を観戦した。翌日の品川駅のエスカレーターで巨人の4番打者を父が発見。「小久保さんだ!」と叫び、写真撮影をお願いした。「いいですよ」と快諾な上に、肩組みショット。夢のようだった。

 17年後。古巣に復帰し、ヘッドコーチに就任するのと同じタイミングで、ソフトバンク担当になった。キャンプ初日、当時の写真を見せると「俺、いかつ!覚えてないわー(笑い)。いかつかったやろ?よろしくね」と笑ってくれた。背番号は「90」に替わったが、背中はあの日と同じ。大きかった。

 ◆福井 亮太(ふくい・りょうた)1995年(平7)8月17日生まれ、岐阜県出身の25歳。小3から野球を始め中学時代は岐阜ビクトリーボーイズに所属。県岐阜商では3年春に甲子園出場。専大卒。18年スポニチ入社。1月からソフトバンク担当。趣味はゴルフとサウナ。

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