オリ山本が珍トレをカミングアウト やりに続いて取り入れた極秘アイテムとは

[ 2021年2月2日 05:30 ]

陸上転向?いえいえ、ハンマーを使った珍トレで進化を目指すオリックス・山本
Photo By 共同

 オリックス・山本が、やり投げに続く“珍トレ”を導入していたことが判明した。ハンマー投げのハンマーに似た器具を使った「ハンマートレ」。体重移動の意識付けが目的で挑戦中の新投球フォームを完成させ、さらなる飛躍を思い描いた。

 「去年くらいから練習しているのですが、みなさんの前でやると(記事でその写真を)使うじゃないですか。だから、隠れるのに必死だったのですが、バレましたね。もう売っていないので、誰もマネできないですけど」

 無観客のキャンプ地で、山本が向かったのは人影まばらなサブグラウンド。長さ60~70センチ、重さ400グラムのプラスチック製のやりを使用する「ジャベリックスロー」を行うと、おもむろに手にしたのが、重さ約4キロのハンマー。横歩きに合わせて、ゴルフスイングのような動作から円運動を繰り返した。

 「ハンマー自体は3年前。残り2、3個しかなくて、筒香さんが知人から取り寄せてくれました」。オフに自主トレする筒香と互いが師事するトレーナーの勧めで導入した。改良フォームは、上げた左足のタメ動作を省き一連の流れで投げるため体重移動が重要。ハンマートレで磨きを掛ける構えだ。

 強敵との投げ合いに備える。そのうちの1人が8年ぶりに楽天復帰した田中将だ。仮に、そろって開幕投手を務めれば、4月2日にも初対戦が実現する。「学生時代は“マー君”って言ってましたけど、今は“田中様”。もちろん対戦する時は切り替えます」。進化を続ける背番号18が、新境地に挑む1年が始まった。(湯澤 涼)

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