ヤクルト・内川、村上に弟子入り志願 38歳ツバメ1年生が17歳下“師匠”から球団のルール学ぶ

[ 2021年2月2日 05:30 ]

ノック中、グラウンドに迷い込んだ犬をしゃがんで見つめる内川(撮影・村上 大輔)
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 プロ21年目の38歳で通算2171安打。だが、ヤクルトではピカピカの1年生だ。昨季限りでソフトバンクを退団し、新加入の内川が沖縄・浦添キャンプ初日に弟子入りしたのは17歳下の21歳である村上だった。

 練習後に報道陣に対応した内川が「僕のロッカーの後ろが村上君だったので“内川の教育係はおまえな、頼むぞ”と言いました」と明かした。各球団によってグラウンド内外でさまざまなルールがある。村上は「任せてください。何でも聞いてください」と快諾してくれ「心強い」と笑みを浮かべた。

 練習では3年目の中山とキャッチボール。ノックでは11歳下の山崎から「ウッチー!」といじられた。「若い選手からいじってもらうと周りも凄く和む。“あとで裏で覚えておけよ”と言いましたけれど」とジョークも出るほど溶け込んだ。

 昨季は若手を積極起用した古巣のチーム事情もあって1軍出場がなかったが打撃練習では快音を連発。2年連続最下位から巻き返しを狙う高津監督も「やはり特別なものを持った選手」と期待する。

 グラウンドに乱入した犬を手なずけようとしてスルーされる場面もあったが「“ヤクルトに来てくれてよかった”と言ってもらえるシーズンにしたい」と笑顔。卓越した技術を還元し、チームの勝利に貢献する。(青森 正宣)

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2021年2月2日のニュース