東海大 大麻問題乗り越え始動、井尻新監督「日本一目指す」

[ 2021年2月2日 05:30 ]

全体練習を見守る井尻陽久新監督(撮影・柳内 遼平)
Photo By スポニチ

 首都大学野球リーグの東海大が1日、平塚市内のグラウンドで全体練習を再開した。昨年10月に複数部員による大麻使用が発覚し、チームは無期限の活動停止に。OBで元日本生命監督の井尻陽久新監督は「やるからには日本一を目指す。(監督を)引き受けた瞬間からスイッチは入っている。社会に出る前の準備をする4年間にしてほしい」と語った。

 東海大相模・門馬敬治監督の長男・大(ひろ)主将は部員の大麻使用について「謝ることしかできない。厳しい目で見られることをしっかり受け止めて変わった姿を見せたい」と話し、チームの再始動について「整理、整頓など当たり前のことからやっていきたい」と表情を引き締めた。(柳内 遼平)

 ≪安藤前監督が退任あいさつ≫練習前のミーティングで安藤強前監督が退任のあいさつを行った。昨年12月に引責辞任して以来のナインとの対面。「今日から練習再開できて良かったな。去年は私の管理不足で皆に迷惑をかけて申し訳なかった」と頭を下げたという。この日から巨人の「社長付編成アドバイザー」に就任。アマ野球の人脈を生かして活動する。3日にジャイアンツ球場に出向き、9日にはキャンプ地の宮崎に入る。

続きを表示

2021年2月2日のニュース