広島のドラ1は強心臓も武器 栗林は「平常心」で初ブルペン31球

[ 2021年2月2日 05:30 ]

ブルペンで投げる広島の栗林 (撮影・奥 調)
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 広島ドラフト1位・栗林(トヨタ自動車)は、初日からブルペン入りし、度胸満点の投げっぷりを披露した。捕手・中村奨を相手に、徐々に強度を上げながら直球のみを31球投じた。「仕上がり具合は上がっている。自分に集中できたブルペンでした」。投球練習では森下に加えて、同期入団の森浦、大道と同組。ライバルと横並びで投球する状況にも惑わされず、威力十分の直球でアピールした。

 のちに新人王を受賞する森下も、昨春の初ブルペンは緊張から制球を乱していた。一方の栗林は「たくさんの報道陣、スタッフの方に見ていただいて多少力が入った」と口にするも、大半を低めに集める制球力を見せ、手元に狂いはなかった。

 投球練習を初視察した佐々岡監督からは、「自分で考えながら投げているという姿勢も分かるし、さすがだなという球もあった」と上々の評価を与えられた。今クール中に再びブルペン投球する予定。「自分の軸となる直球に納得してから変化球に取り組みたい」と見通しを明かした。(河合 洋介)

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2021年2月2日のニュース