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広島ドラ1栗林が仮契約 愛着のある背番号に決定「期待されての20番だと思う」

[ 2020年12月1日 05:30 ]

仮契約を終えて担当の松本スカウト(左)と記念撮影する栗林(撮影・河合 洋介)
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 広島からドラフト1位指名されたトヨタ自動車・栗林良吏投手(24)は30日、名古屋市内のホテルで入団交渉し契約金1億円プラス出来高払い、年俸1600万円(金額は推定)で仮契約した。背番号は北別府学や永川勝浩ら球団のレジェンド右腕が背負った「20」に決定し、伝統ある番号にふさわしい活躍を誓った。

 広島の背番号「20」は重い。1976~94年まで背負った北別府学が挙げた213勝は球団最多。偉大な番号を継承した永川勝浩(現2軍投手コーチ)も球団最多の165セーブを積み上げた。栗林は、このレジェンド右腕の系譜を受け継ぐにふさわしい投手と評価された。

 「期待されての20番だと思う。ドラフト1位もすごいプレッシャーですけど、そこに(同1位の)森下の活躍と背番号20の重圧が重なる。プレッシャーに勝ってこそプロ野球選手。頑張る原動力をいただけたので、結果でしっかりと恩返ししたいなと思います」
 偶然にも大学時代は背番「20」だった。大学3年時に選出された大学侍ジャパンでも同じ番号を背負い「トヨタでは14番でしたけど、20番の方がすごい愛着がある」と喜ぶ。

 即戦力としての役割は自覚している。「先発とか救援にこだわりはない。(1年目の目標は)先発なら10勝、救援なら最優秀中継ぎ(のタイトル)を獲りたい」。永川は大卒1年目の03年から抑えを務め、いきなり25セーブを挙げた。数字を伝え聞くと「抑えだったら26(セーブ)!」と1年目から背番号にふさわしい活躍を誓った。

 20番の前任者である永川コーチは、来季から1軍担当に配置転換される。勝負球はともにフォーク。現役引退の際には「(20番は)北別府さんのような200勝できる投手、クローザーなら(セーブ数の)球団記録を塗り替えられるような選手になってもらいたい」と願っていた。

 「永川さんも北別府さんもチームの顔で、チームNo・1の成績を残して引退された。僕も何かチームで一番の成績を残して引退できたらな…と思います」

 栗林のプロ野球人生は「20番」という重圧と向き合うことから始まる。(河合 洋介)

 ◆栗林 良吏(くりばやし・りょうじ)1996年(平8)7月9日生まれ、愛知県愛西市出身の24歳。勝幡小2年から勝幡ドラゴンズで野球を始める。佐織中では藤華クラブでプレー。愛知黎明では1年夏から内野手のレギュラーで2年秋から本格的に投手を始める。甲子園出場なし。名城大では1年春からリーグ戦に登板し通算32勝。トヨタ自動車では1年目から公式戦登板。1メートル78、83キロ。右投げ右打ち。

 ○…栗林は契約金1億円に「ゼロを何回も数えなおしました」と笑った。「奥さんに何か買ってあげたい。今まで高いものを買えなかった。さすがに“家か車が欲しい”とは言ってこないと思うので…。カバンとか時計とか現実味のあるものをあげたいです」。今年7月に大学時代の同級生だった沙耶さん(24)と結婚しており新婚らしい一面を見せた。

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