阪神・小幡 380万円増 数字以上の存在感 「1番・遊撃」を狙う

[ 2020年12月1日 05:30 ]

年俸1100万円で契約更改し、笑顔で会見する小幡竜平(代表撮影)=阪神球団事務所
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 阪神の小幡竜平内野手(20)が30日、契約更改交渉に臨み380万円増の推定年俸1100万円で更改した。走攻守三拍子を兼ね備えた有望株は「自分の将来像としては『1番ショート』というところを目標にして頑張っていきます」と、明確な青写真を描いた。

 高卒2年目の今季は8月22日のヤクルト戦で1軍デビューを飾ると、球団の10代野手では23年ぶりの安打、25年ぶりの複数安打に打点を記録するなど台頭。最終的には54試合出場で打率・220、0本塁打、7打点、3盗塁ながら、その数字以上の存在感を発揮した。

 とはいえ、見据えるのは、さらなる高み。今季を「チャンスの中で(定位置を)勝ち取れなかったのが一番、悔しかった」と反省しレギュラー奪取へ向けた課題に「走攻守すべて」の強化を掲げた。

 日本シリーズの大舞台を踏んだ同学年の巨人・戸郷にも刺激を受け「高校が同じ宮崎でしたし自分も本当に頑張らないと。負けたくない」と決意新た。木浪を筆頭に右投げ左打ちで二遊間の定位置を争うライバルは多数いる。今オフは下半身強化に励んで土台を鍛え、満を持して「1番・遊撃」を狙う。(惟任 貴信)

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2020年12月1日のニュース