阪神・藤原新社長が所信表明「みんなで知恵出し合う」 オーナーと兼務は85年の球団史で初

[ 2020年12月1日 15:00 ]

社長を兼務する阪神の藤原崇起オーナー
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 阪神の新社長に就任した藤原崇起オーナー(68)が1日、西宮市内の球団事務所で役員会議に臨み、所信表明した。

 「チャンピオンフラッグ。これをみんな力合わせて取りに行こうと。みんなでサポートして頑張ろうと。コロナやら何やらで厳しい状況がある中で、それを乗り越えて、でないと、チャンピオンフラッグは当然、取りに行けないと思うので。非常に困難で不自由ではあるけれども、みんなで知恵を出し合って、チャンピオンフラッグのために一緒に頑張っていきましょうと、短いお話をさせて頂きました」

 コロナ禍に翻弄(ほんろう)された今季はチーム内で3月と9月の2度にわたって選手やスタッフが感染に見舞われた。揚塩前球団社長は一連の騒動に対する責任を取る形で辞任。事態の収拾と常勝球団を目指し、オーナー自ら立ち上がった。オーナーが球団社長を兼務するのは85年の球団史で初めて。「徐々にということになろうかと思う。総括的なことを聞きながらのスタートですね」と今後は現場の声に寄り添いながら、職務を遂行していく。

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2020年12月1日のニュース