DeNAドラ1、明大・入江 涙の大学ラス投 「もっと長くやりたかった」 9回に救援で1回零封

[ 2020年11月2日 05:30 ]

東京六大学野球秋季リーグ戦 第7週最終日   明大4-1東大 ( 2020年11月1日    神宮 )

<東大・明大>学生最後の試合を終え、涙を見せた明大・入江(撮影・佐久間 琴子)
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 東京六大学野球2試合が1日に行われた。DeNAにドラフト1位指名された明大・入江大生投手(4年)が東大戦に2番手で救援。連日の登板ながら1回を無失点に抑え、学生最後の登板を締めくくった。東大は17年秋からの連敗が56に伸びた。立大は法大に5―0で快勝した。優勝争いはポイント7の慶大と6・5の早大に絞られており、7日からの早慶戦で慶大が1勝すれば慶大の優勝が決まる。

 試合後、ベンチ前でキャッチボールをしていた入江の目に涙があふれ、目頭を押さえた。

 「良いチーム。もっと長くやりたかった。本当に寂しい」

 2日連続の登板は3点リードの9回。次期エース候補の3年生右腕・竹田が「4年生と最後の試合。1つずつアウトを取った」と7回2死まで完全投球を演じ、8回1失点と力投してバトンを渡された。思いが込み上げた入江は「ストライクが入らなくなった」と先頭に四球を許したが、この日最速150キロの直球を軸に1回無失点で締めて快勝。「何とか抑えられて良かった」と安どした。

 「本当に寂しい」と涙した竹田に、入江は「竹田が(エース番号の)11を背負えば明治は勝てる」とリーグ制覇を託した。(松井 いつき)

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